メンズ向けニードル脱毛に興味がある人は少なくありません。ニードル脱毛は、確実に毛を処理する方法として人気です。この記事では、ニードル脱毛の仕組みやサロン・クリニックの違い、他の脱毛方法との比較、施術を受ける際の注意点を解説します。最後まで読めば、最適な脱毛方法を選択できます。
メンズ向けニードル脱毛の解説
メンズ向けニードル脱毛とは、特定の毛穴に針を挿入し、電流を流して毛根を破壊する脱毛方法です。男性が気にすることの多いヒゲの白髪も脱毛可能です。メンズ向けニードル脱毛について、以下の3点を解説します。
- ニードル脱毛の仕組み
- 脱毛サロンと医療クリニックの違い
- ニードル脱毛とレーザー脱毛の違い
安全性があり効果が期待できるメンズ向けニードル脱毛は、多くの男性におすすめです。
ニードル脱毛の仕組み
ニードル脱毛は、直径0.1mmほどの極細の針を使用して行う脱毛方法で、永久脱毛が期待できます。針を毛穴に挿入し、毛根部分に電気を流すことで毛根を破壊します。施術は各毛穴に対して個別に行われ、一度破壊された毛根からは毛が再生しません。
ニードル脱毛が効果的な理由は、毛の成長周期に合わせて複数回の施術を行うからです。毛の成長には周期があり、ニードル脱毛は成長期の毛根に対して電気刺激を与え、確実に毛根を破壊します。
ニードル脱毛は効果が高い反面、1本1本の毛穴に対して個別に施術を行うため施術に時間がかかります。効果は確実で、特に細かいデザインや難しい部位の脱毛もできます。確実な永久脱毛を求める方におすすめです。
脱毛サロンと医療クリニックの違い
脱毛サロンと医療クリニックの違いは、以下のとおりです。
施術場所 | 施術者の資格 | 使用機器 | 効果 | 痛み | 費用 | 回数 | 肌トラブル対応 | 設備環境 | 施術後のケア |
脱毛サロン | 美容師 | 光脱毛 | 一時的な減毛 | 弱い | 結果的に高額 | 多い | 限られる | リラクゼーション重視 | 保湿や冷却 |
医療クリニック | 医師または看護師 | レーザー脱毛 | 永久脱毛 | 強い | 比較的に安価 | 少ない | 医師が対応 | 医療機関 | 高度なケアが可能 |
以上の違いを考慮して、自分に合った脱毛施設を選びましょう。
ニードル脱毛とレーザー脱毛の違い
ニードル脱毛とレーザー脱毛の違いは、以下のとおりです。
脱毛種類 | 使用する機器 | 方法 | 施術時間 | 痛み | 対応可能な 毛の特徴 |
ニードル脱毛 | 電気針 | 毛穴1つ1つに針を刺し、電流を流す | 長い | 強い | 白髪や色素の薄い毛にも対応できる |
レーザー脱毛 | レーザー光 | 広範囲にレーザーを照射する | 短い | 少ない | 濃い毛に効果的 |
以上の違いを理解し、ニーズに合った脱毛方法を選びましょう。
ニードル脱毛がおすすめの男性
ニードル脱毛がおすすめの男性は、以下のとおりです。
- 白髪ヒゲを脱毛したい人
- ヒゲや眉の形を整えたい人
- レーザーやエステ脱毛で効果がなかった人
- 硬毛化した毛を抜きたい人
- 乳輪に生える毛を脱毛したい人
ニードル脱毛は、上記の男性に特におすすめです。
ヒゲや眉の形を整えたい人
ニードル脱毛では、細かいラインや形を作れます。ヒゲや眉の形を整えたい人におすすめです。ニードル脱毛が向いている、ヒゲや眉の形を整えたい人は以下のとおりです。
- 自然な眉の形をキープしたい
- ヒゲをデザインして整えたい
- 部分的なヒゲや眉の脱毛をしたい
- 細かいラインや形を作りたい
- 自分のスタイルに合ったデザインにしたい
以上の人はニードル脱毛を行うと、自分のスタイルに合ったヒゲや眉の形を実現できます。
» ヒゲのニードル脱毛のメリットとデメリットを解説!
白髪ヒゲを脱毛したい人
白髪のヒゲを脱毛したい人にも、ニードル脱毛がおすすめです。白髪はメラニン色素を含まないため、通常のレーザー脱毛では効果が得られません。ニードル脱毛は、毛根に直接電気を流す方法なので、白髪にも効きます。
個々の毛に対して精度の高い処置を行うため、細かい部分の脱毛やデザインも可能です。確実な効果を求める方には、非常に有効な脱毛方法と言えます。
レーザーやエステ脱毛で効果がなかった人
ニードル脱毛は、レーザー脱毛やエステ脱毛では対応が難しい毛の種類にも効果が期待できます。ニードル脱毛で対応可能な毛の特徴は、以下のとおりです。
- 白髪や薄い毛、細い毛
- レーザー脱毛によって硬毛化した毛
- 皮膚の色素沈着がある場合や色素が薄い毛
- 他の脱毛を試したが効果が出なかった毛
ニードル脱毛は個々の毛をターゲットにして確実に脱毛できるため、効果が実感しやすいです。時間と費用の節約もできます。
硬毛化した毛を抜きたい人
硬毛化した毛を抜きたい場合、ニードル脱毛が非常に効果的です。硬毛化とは、レーザー脱毛や光脱毛を行った際に一部の毛が太く硬くなる現象を指します。ヒゲや体毛の濃い部分で発生しやすく、硬毛化が起きた場合、レーザーや光脱毛では効果が期待できません。
電流を直接毛根に流すニードル脱毛では、硬毛化した毛も確実に処理できます。硬毛化が進んでいる部位でも細かくデザインできるため、見た目が自然で美しい仕上がりになります。硬毛化した毛を確実に処理したい場合には特におすすめです。
乳輪に生える毛を脱毛したい人
乳輪に生える毛は黒く太いことが多いため、レーザー脱毛よりもニードル脱毛が効果的です。乳輪周りの毛は特にデリケートな部位であり、自己処理を行うと肌を傷つける可能性があります。
医療クリニックでの施術を受けると、安心して乳輪に生える毛を脱毛できます。脱毛後は色素沈着や炎症のリスクがあるため注意が必要です。施術前には、必ずカウンセリングを受けましょう。施術後には、保湿や日焼け対策などのアフターケアも欠かせません。
ニードル脱毛のメリット
ニードル脱毛は多くのメリットがあり、多くの男性にとって非常に効果的な脱毛方法です。ニードル脱毛のメリットは、以下のとおりです。
- 効果を実感しやすい
- 永久脱毛が期待できる
- 細かいデザインができる
- 白髪のヒゲや眉毛も脱毛できる
- 硬毛化した毛にも対応できる
ニードル脱毛のメリットが分かると、他の脱毛方法よりも優れている点がより理解できます。
効果を実感しやすい
効果を実感しやすい理由は、ニードル脱毛が即効性を持つためです。施術直後から効果を確認できることが多く、短期間で脱毛が完了する場合もあります。難治性の毛にも即効性があります。ニードル脱毛では、毛根を確実に破壊するため、再生しにくいのもポイントです。効果を実感しやすく、再び毛が生えてくる心配が少なくてすみます。
» ニードル脱毛しても毛が生えてくる理由を解説!
永久脱毛が期待できる
永久脱毛が期待できる理由は、毛根に直接アプローチするためです。ニードル脱毛では成長期の毛に対して効果が高く、毛周期に関係なく作用します。一度処理した毛が、再生しにくいのが特徴です。
医療クリニックでの施術が多く、厚生労働省やFDA(アメリカ食品医薬品局)などの正規機関に認可された方法で行います。専門の技術者が施術するため、安心で安全です。
» ニードル脱毛は効果ない?メリットと向いている人を解説!
細かいデザインができる
細かいデザインができるのもニードル脱毛のメリットの1つです。1本1本の毛をピンポイントで処理できるからです。ヒゲの形を整えたい場合や、眉毛を自然な形に整えたい場合に非常に役立ちます。
ニードル脱毛は、他の脱毛方法では難しい細かいデザインや調整ができます。見た目の印象を大きく左右するヒゲや眉毛のデザインにおいて、ニードル脱毛の効果は顕著です。ヒゲや眉毛をおしゃれに整えたい男性に、ニードル脱毛は非常におすすめです。
白髪のヒゲや眉毛も脱毛できる
ニードル脱毛では、他の脱毛方法では不可能な白髪のヒゲや眉毛も脱毛できます。ニードル脱毛は、電気針を毛穴に挿入し電気を流して毛根を破壊する方法です。レーザー脱毛が効かない白髪にも対応でき、色素が薄い毛でも確実に脱毛できます。
硬毛化した毛にも対応できる
他の脱毛方法では脱毛しにくい硬毛化した毛でも、ニードル脱毛であれば対応が可能です。ニードル脱毛は1本ずつ毛を処理するため、硬毛化した毛にも確実にアプローチできます。毛嚢炎(もうのうえん)※のリスク軽減も可能です。
毛根に直接電気を流すことで毛の再生率が低くなるため、硬毛化した毛を処理する最適な方法と言えます。脱毛の仕上がりに満足できる可能性が高まります。
※ 毛嚢炎とは、毛穴の奥の毛根を包んでいる部分に起こる炎症のこと。
ニードル脱毛のデメリット
ニードル脱毛のデメリットは、以下のとおりです。
- 痛みが強い
- 施術に時間がかかる
- 費用が高額になりやすい
- 施術前に毛を伸ばす必要がある
- 肌トラブルの可能性がある
事前にニードル脱毛のデメリットを理解しておくと、脱毛時のトラブルを回避できます。
痛みが強い
施術中に針を毛穴に刺し電流を流すため、特に敏感な部位では痛みを感じやすい特徴があります。痛みの感じ方には個人差がありますが、ニードル脱毛は他の脱毛方法と比較して痛みが強いです。
痛みを軽減する対策として、麻酔クリームの使用ができる場合もあります。ニードル脱毛の施術前に、十分なリラックスを心がけましょう。ニードル脱毛の施術後、痛みや腫れが続くことがあります。痛みや腫れが継続しないよう、アフターケアが重要です。
施術に時間がかかる
ニードル脱毛は、1本ずつ毛穴に針を刺して処理する方法なので、広範囲の脱毛には時間がかかります。1回の施術でカバーできる範囲が限られているため、複数回の施術が必要です。
ヒゲ全体を脱毛する場合、数ヶ月から数年かかる場合もあります。細かいデザインや形を整える場合には、さらに多くの時間が必要です。施術回数が増えると、当然合計の施術時間も増加します。施術時間が長くなることを理解した上で、脱毛計画を立てましょう。時間がかかるため、十分な期間を設ける必要があります。
費用が高額になりやすい
ニードル脱毛は1本1本の毛に対して処理を行うため、広範囲を施術する場合、時間と費用がかかります。ニードル脱毛は、他の脱毛方法と比較して費用が高額になりやすいです。
医療クリニックで顔全体のニードル脱毛を行う場合、数十万円に達する場合が多いです。サロンによっては、パッケージ料金が高額になります。都度払いの場合でも、回数を重ねると総額が高くなる可能性があります。
費用は高額になりやすいですが、効果を実感しやすいのがニードル脱毛の最大のメリットです。費用対効果をよく考えて選びましょう。
» ニードル脱毛の料金相場、安くする方法を解説!
施術前に毛を伸ばす必要がある
ニードル脱毛の効果を最大限に引き出すために、施術前に毛を伸ばす必要があります。施術時に毛根に正確にニードルを届かせるために、毛をある程度の長さに保つことが非常に重要です。
毛が短すぎるとニードルが毛根に到達しにくくなるため、毛の長さは、1~2mm程度が適切です。施術前に剃毛をすると、毛が短すぎて正確に処理できない場合があります。脱毛効果が十分に発揮されません。施術前には剃毛を避け、自然な状態で毛を伸ばしておきましょう。
肌トラブルの可能性がある
ニードル脱毛には肌トラブルが発生する可能性があります。発生する可能性がある肌トラブルは、以下のとおりです。
- 施術後の赤みや腫れ
- 施術部位の炎症
- 色素沈着
- 毛嚢炎
- かゆみや乾燥
ニードル脱毛の後は、保湿や日焼けの予防などのアフターケアを行いましょう。肌トラブルを最小限に抑えられます。
メンズ向けニードル脱毛のよくある質問
メンズ向けニードル脱毛のよくある質問は、以下の3つです。
- レーザー脱毛と同時に施術できる?
- ニードル脱毛ができない部位はある?
- 治療回数の目安はどのくらい?
よくある質問を事前に理解しておくと、ニードル脱毛への不安を軽減できます。
レーザー脱毛と同時に施術できる?
ニードル脱毛とレーザー脱毛を、同時に施術することは可能です。広い範囲をレーザー脱毛で処理し、細かい部分や白髪の毛をニードル脱毛で処理できます。ニードル脱毛は個別の毛穴に対して行われるため、他の脱毛方法と併用でき、より効率的に脱毛を進めることが可能です。
同時施術が可能かどうかは、クリニックやサロンによって異なります。同時施術を希望する場合は、事前にカウンセリングを受けましょう。肌への負担を最小限に抑えるためにも、専門家のアドバイスを受けながら施術を進めるのがおすすめです。
ニードル脱毛ができない部位はある?
基本的には、ほとんどの部位でニードル脱毛を行えますが、目の周りや粘膜部分などのデリケートな箇所には適していません。ニードル脱毛ができない部位は、以下のとおりです。
- 眼球周囲
- 鼻孔内
- 耳の穴内部
- 粘膜部分
- 極端に皮膚が薄い部分
- 皮膚疾患や炎症がある部分
- 入れ墨やタトゥーがある部分
- 極度に日焼けしている部分
施術前に、自分の希望する部位はニードル脱毛の適応なのか、専門家に確認しましょう。
治療回数の目安はどのくらい?
治療回数は個人差が大きいですが、一般的には10回以上の施術が必要です。ニードル脱毛は1本1本の毛に対して行うため、毛が多い場合は時間がかかります。
ヒゲや濃い体毛の場合、全体的な脱毛が完了するまでには複数回の施術が必要です。永久脱毛を目指す場合、数年間の通院が必要となります。初めての施術時に専門家と相談し、自分の毛量や希望に応じた脱毛計画を立てることが重要です。
まとめ
ニードル脱毛は、毛根を破壊することで永久脱毛が期待できる方法です。特に白髪や硬毛化した毛、ヒゲや眉毛の形を整える場合に効果的。医療クリニックでの施術は安全性が高く、確実な効果が得られます。
痛みや費用、時間がかかる点などのデメリットを考慮しても、ニードル脱毛は多くの男性にとって有効な選択肢です。ニードル脱毛を検討する際は、自分の目的や条件に合ったクリニックやサロンを選びましょう。